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血行を良くする食べ物で乾燥肌改善は不可能!?

血行良くする食べ物で乾燥肌は治らない!

乾燥肌の原因の一つに血行不良があります。血行は冷え性の原因になりますが、細胞レベルでは栄養が運搬されないため、細胞の再生がうまくいかず、結果的に保湿成分がうまく作られないことになります。

どんなに肌にいいとされる栄養を取っても、それがうまく細胞に運ばれないのなら意味がありません。キッチンで美味しい料理を作ってくれているのに、目の前に壁があってお皿がこっちまで来ないようなものです。

血行を良くするには一時的では効果が薄いため、体の中から血行改善ができる様々な食物を意識してみるといいでしょう。

しかし、意識的に食べたからといって血行がみるみる改善し、乾燥肌症状が日に日に良くなることは絶対にありません。それは血行良くする食べ物という存在が、あくまで食習慣という大きな枠の小さな一部でしかないためです。血行良くする食べ物を意識する本当の目的は、今より食習慣をいい方向に、肌にとってより良いものにするきっかけとして考えるべき。そういう考えができている人は間違いなく乾燥知らずの「美肌」です。

「体を温める」食べ物が一番適している

血行を良くする栄養には様々な考え方があり、血管の中のコレストロールを掃除して血流アップ、血行そのものを良くするもの、体を温めて血行を良くするものなどに分かれます。

どれも肌細胞への血液運搬が改善されるため効果的ですが、一般的に乾燥肌のようなターンオーバーの乱れに対処するなら、一番取り組みやすくて体の感覚も良くなる、体を温める方法が一番いいでしょう。

漢方の世界でいう陰と陽は旬野菜でO.K.

体を温める食べ物はいろいろありますが、ベースとして考えて欲しいのは、基本的に旬の野菜を食べるということです。

夏野菜はきゅうりやスイカ、ナスなど口当たりが良く、さらに熱を加えないで生で食べる機会が多い食べ物が多くなります。

逆に秋冬野菜はかぼちゃ、にんじん、たまねぎ、ねぎ、カブ、小松菜などがあり、生で食べる機会が少ない食べ物が多くなります。

そしてこれらは東洋医学の漢方の世界で、陰と陽に分けると、夏野菜の代表的なものは陰に該当し、体を冷やす食べ物となっています。逆に秋冬野菜は体を温める食べ物です。

でも意識的に体を温める食べ物を積極的に食べればいいのね!となる人はちょっと危ないです。TVであれがいい、これがいいと聞かされると最初の1週間だけハマって終わるタイプでしょう。

冬野菜にも陰の体を冷やすものがあるけど…

先ほど秋冬野菜は体を温めると書きましたが、その傾向があるだけで体を冷やす陰の冬野菜もいっぱいあります。

例えば大根やほうれん草。冬野菜ですが漢方では陰の冷やす方に入ります。ただ、冬だと大根ならおでん、ほうれん草も普通は湯がいて食べるように熱を加えて食べることが一般的。このように陰の食べ物でも火を通して温めることで、体を冷やす効能が弱まります。

それにほうれん草には鉄分が多く含まれていますよね。この鉄分は血行を促す作用があるので、この点では血行改善に効果的と言えます。

つまり何が言いたいかと言うと、結局バランスよく野菜を食べましょう。あれがいい、これがいいとかではなく、スーパーなどで「今が旬!」という記載があったら、普段食べていなくても「ちょっと料理してみようかな?」と口にする野菜の種類を増やすことが重要です。

とにかく◯◯には△△がいい!という言葉を単純にとらえすぎる傾向が日本人には強いようです。マスコミのせいでしょうけどね。

でも考えて欲しいのは、乾燥肌とは無縁で冷え性でもない人がたくさんいるんです。そんな人って美肌なのですが、普段の食事で気をつけていることは?って聞いたら、「◯◯をたくさん食べています!」なんて答えはまず返ってきません。無意識なレベルで様々な食材を食べているだけで、意識的に特定の食べ物を選び続けていることはありません。

生姜で小さな変化・喜びを感じ続けて食習慣改善のきっかけに

せめて特定の食べ物で効果的と言えるのは、食べることや飲むことでストレスにならずに、無意識で続けたくなるようなことです。

日本人で一番それに当てはまるのは「生姜」です。

もちろん好き嫌いがありますが、工夫次第でいろいろ応用が効くので効果的です。

生姜ドリンクでも飴でも、すり落とした薬味でも、漬け込んだ常備食でも何でもいいでしょう。少量でもかなりポカポカしてきます。

ただこれも乾燥肌改善のために生姜を口にする!という考えになってはいけません。冷えを感じるから生姜ドリンクでも飲もうかな?ああ、温まったな~。お肌にもきっといいだろうな~。というくらいの感じで、気がついたら、口にしたくなったらするくらいでやるべきです。

食べ物が原因で血行不良になっているのなら、それは食生活そのものが変わらないと改善されません。食生活を一変させるのは相当困難なのに、意識的に何かを食べ続けることなんて誰もできません。あくまで食べるものではなく習慣を変えることが重要です。

それには、とても小さな変化、喜びを感じ続けることが必須です。生姜がいいと書いたのは、生姜が体を温める効果があることよりも、小さな変化と喜びを誰でも手軽に感じ続けやすいからです。