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ヒアルロン酸で保湿は乾燥肌に有効か?

保湿力は確かにあるが、乾燥肌対策に必須ではない

ヒアルロン酸は保湿化粧品によく含まれる人気の成分です。少量で大量の水分を蓄えるため、乾燥肌に不足する肌水分を補うことができます。

しかし乾燥肌原因の角質層にヒアルロン酸は元々存在しないため、ヒアルロン酸化粧品をいくら使っても根本的な乾燥肌対策にはなりません。

ヒアルロン酸化粧品の真価は、肌表面にとどまって肌水分蒸発を防ぐこと。もしくは、肌内部に水分を届けるためのものです。

乾燥肌対策としては、保湿化粧品の効果をよく見せるために使われていることもあるため、効果を勘違いしている人も多い保湿成分です。

ヒアルロン酸は確かに優れた保湿機能を持ちますが、乾燥肌対策に必須のものではありません。ヒアルロン酸が活躍する部分は化粧品でどうしようもない肌奥の真皮層。確かに強力な保湿力を発揮しますが、本来の機能を化粧品で発揮できないため、ヒアルロン酸に乾燥肌改善効果を求めるのは行き過ぎた話でしょう。

あくまで水分蒸発を防ぐためなのが一番有用な使い方です。

ヒアルロン酸の特性から分かる保湿対策としての使い方と注意点

ヒアルロン酸で肌が潤うのは気のせい

ヒアルロン酸は確かに保水力がずば抜けて高く、保湿化粧品に加えると水分を肌表面に多くとどまらせることができます。

しかしそれは、あくまで肌表面に水分を維持しているだけであり、肌内部(角質層)が乾燥している乾燥肌症状の直接の緩和にはつながりません。

あくまで肌内部の水分がこれ以上逃げ出さないようにするフタの役割です。

なので、ヒアルロン酸入り保湿化粧品の口コミや広告で、手が吸い付く、モチっとするといった評判は、ただ肌表面に水分があるだけのことを指していることがあります。

乾燥肌の改善に水分蒸発防止は必要ですが、ヒアルロン酸は肌内部に水分を留めるという、乾燥肌症状の改善に必須の機能は不足しています。

ナノヒアルロン酸は水分を肌に浸透させるのに有効

ただヒアルロン酸もコラーゲンと同じくナノ化という分子構造を小さくしたものがあります。

これは角質層に浸透するため、その際に水分を角質層に届けることが可能となります。

ただ、乾燥肌にとって肌水分はイメージほど不足しておらず、不足しているのは水分を蓄える機能です。そのため、ナノヒアルロン酸による水分運搬機能は魅力的なものの、同時に他の化粧成分等を連れて行くため、思わぬ肌への刺激となることもあります。

また肌内部に水分を化粧品で届けることは本来不要であるため、この点でも乾燥肌対策としてそこまで有用な成分ではありません。

ヒアルロン酸はスゴイ!でも化粧品ではどうしようもない

そもそもヒアルロン酸は肌の中にあるものですが、それは角質層ではなく、さらに奥の真皮層にあるものです。

この真皮層には化粧品で成分を浸透させることは不可能です。

真皮層にはコラーゲンにエラスチンが絡みつき網状になっており、その網の空白をヒアルロン酸が大量の水分を蓄えて存在しています。

なので、確かにヒアルロン酸は肌で保湿をしていると言えるのですが、乾燥肌かどうかは真皮層ではなく角質層の状態を指すため、化粧品でケアできない真皮層部分で活躍するヒアルロン酸は、強いて保湿化粧品に必須とは言えないということになります。