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蒸しタオルで保湿対策!本当に乾燥肌に効くの?

  • 蒸しタオルで乾燥は軽くなる?
  • 蒸しタオル保湿のマイナス効果は?
  • 賢い蒸しタオルの活用法は?

蒸しタオルで乾燥は軽くなる?

暑いお湯で湿らせてギュッと絞ったタオル。もしくはレンジでチンでしょうか?

それを顔に当てるととても気持ちよくて、乾燥してカサカサの肌に蒸気が吸い込まれる感じがします。

でもそれは気のせい。保湿という意味では効果がありません。

確かに蒸しタオルは水に濡れただけのタオルより美容効果はありますが、乾燥肌改善の効果となるとほとんどないばかりか、やり方によってはマイナス効果があります。

乾燥肌というのは、肌角質層に水分が足りない状態。その理由がセラミドなどの細胞間脂質不足です。

セラミドで保湿は乾燥肌に有効か?

細胞間脂質が乾燥肌改善に不可欠な理由

蒸しタオルの効果は、暖かさで血行を促進し、蒸気の力で肌のバリア機能を少し緩め、水分を角質層に浸透しやすくします。冷水に濡れたタオルより肌が潤った気がするのがこのせい。

でも、肌水分量が不足しているのは水分不足ではなくてセラミド不足が原因。セラミドが不足していると水分の受け手がいないので、無理やり肌に水分を送り込んでも行き場がなくてすぐに蒸発します。

蒸しタオルはやっているときに気持ちいいし潤う感じがするので癖になりますが、やってもやっても乾燥肌は改善することはありません。

蒸しタオル保湿のマイナス効果は?

蒸しタオルは熱と蒸気により肌のバリア機能を緩めます。

本来肌というのは細胞間脂質と角質細胞により、外部から水が浸透しにくいようにできています。この細胞間脂質は油分性質のため、水よりお湯のほうで溶けやすくなります。

蒸しタオルは熱いので、細胞間脂質を溶かして緩めることができます。プールに長時間入っていても指先の腹はふやけませんが、お風呂に長時間入っていると白くブヨブヨにふやけると思います。それと同じことです。

またプールの場合でも、よく水泳に行く人のほうが乾燥に悩まされています。つまり水に触れ続けるというのは乾燥を招いているということにならないでしょうか?

蒸しタオルにせよプールにせよ、肌角層内に水分がしみ込んでも、それを保持するセラミドが少ないと意味がありませんし、そもそも水分は体の半分以上が水分なのですから十分足りているのです。だから水を外から補うということが不自然なことになります。

それに、一度角質層に入り込んだもののキャッチしてくれるセラミドがないのなら、余った水分は結局外に出ていこうとします。この際に、入ってきた分の水分量より多く出て行ってしまう可能性があります。水というものは流れる性質があるように、元々あった分の水分にくっついて蒸発していきます。うまい具合に綺麗に余分な水分だけ出て行ってくれるわけではありません。

これが化粧水だけではむしろ乾燥すると言われる理由の一つです。

さらに蒸しタオルはバリア機能を緩めます。バリア機能というのは外部刺激から肌を守るだけでなく、肌奥から水分が逃げ出さないようにする水のバリア層の役割もあります。

熱で緩められ水が侵入。でも行き場所がなくて出て行く…この過程で元々会った水分量より減るばかりか、細胞間脂質も減少するかもしれません。

乾燥肌改善には肌水分量アップが確かに不可欠ですが、このように水をただ取り込んでも意味がないばかりか、むしろ逆効果になります。

賢い蒸しタオルの活用法は?

蒸しタオルは肌の血行を促進するので、その意味では美肌にいい方法ですが、これまで書いてきたようにマイナス面もいろいろあります。

しかしやってはダメというものでもありません。気をつけたいのは、これで乾燥肌を改善しようとしないこと。だからよく固く絞って顔に乗せること。

また長時間やってはダメです。顔の血行は皮膚が薄いこともあり、すぐに血管に反応が出るのでちょっと気持ちよさを味わった十分効果を得ることができます。

そしてその後にセラミド保湿化粧品でセラミドを補ったり、ワセリンや高分子ヒアルロン酸などで肌水分が逃げないような保湿ケアをしておいたほうがいいでしょう。肌が温まっているので保湿化粧品の伸びもよくてよく馴染んでくれます。

あえて蒸しタオルということをせずとも、お風呂場でタオルをよく絞って顔に乗せるだけでも効果はあります。結局、蒸しタオルは簡易お風呂みたいなものと考えて利用すればいいと思います。