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肌を温めると乾燥が軽くなる?

  • 肌が冷えていると乾く?
  • 温めると肌水分量がアップする?
  • 正しい肌の温め方

肌が冷えていると乾く?

顔の乾燥が特に強くなるのは冬です。湿度が下がり空気が乾燥。体の芯から冷えてくるため、これが乾燥肌の原因?と思わないでしょうか?

体が顔が冷えを感じるということは、それだけ末梢血管に血が通っていないということ。なので、肌細胞を作るのに必要な栄養が届けられにくいことになります。これが長く続くということは、正常な肌細胞のサイクルを乱すことになるため、肌が冷えると乾燥しやすいと言えます。

さらに注意したいのは、乾燥肌人は健康肌の人より肌が冷えやすいということです。

乾燥肌の人は肌のバリア機能が低下しており、肌から水分が蒸発しやすくなっています。この際に肌の熱を奪ってしまう、気化熱現象が起きます。そのため乾燥肌の人ほど気化熱で肌表面が冷えやすくなります。

そして肌が冷えると、角質層の次の顆粒量のタイトジャンクションという機能が低下し、肌のバリア機能が低下するため肌水分の蒸発が増えてしまいます。このタイトジャンクションは肌細胞をしっかり繋ぐもので、肌水分量の確保はもちろん、それにより肌の透明感にも影響与えるため美白の面でも重要なのです。

温めると肌水分量がアップする?

肌を温めると血流が促進されて肌細胞に栄養が行きやすくなります。しかしそれで乾燥が急に改善されることはありません。あくまで肌の血流を阻害させない、それにより肌細胞が順調に育って乾燥しにくい肌になる・・・ということになります。

ただ、逆の考えでは肌水分量と肌の冷えは密接な関係にあります。

それが先に書いた、肌から水分が蒸発する際の気化熱です。乾燥肌の人は肌水分量が逃げやすい角質構造になっています。これのせいで顔に冷えを感じているのではないでしょうか?

つまり肌を温めると肌水分量が上がる、というより、肌水分量を維持すれば冷えが治まると言えます。

そのための方法ですが、一般的に肌にフタをすることで可能になります。保湿クリームなど、肌表面に膜を張れるものを塗ることで、肌水分量の蒸発を予防、同時に気化熱を防止できるため冷えが発生しません。

その冷えが解消されることで、肌細胞が順調に正常に育ってくれる。これにより、より乾燥しにくい肌に生まれ変わる…というわけです。

この際に注意したいのは、オイル成分でフタをしないことです。肌の水分量維持、蒸発防止の大半は細胞間脂質(セラミド等)でまかなっています。皮脂がこの役目をしているのはわずか3%ほどです。オイル保湿を頑張っても肌の冷え解消、肌の水分量アップにはあまり効果がないことを知っておきましょう。

参照:皮脂不足を補うオイル保湿の乾燥肌改善効果

また、タイトジャンクションは肌温度が高いほうが低いより強固になることが分かっています。肌の水分蒸発防止力を高めることができるため、肌を温めることはやはり乾燥肌改善に効果的。オイルによる水分蒸発防止機能より、肌のバリア機能を高めることがより重要です。セラミドが乾燥肌改善にベストなのは、このバリア機能の中心となっている面もあります。

セラミドで保湿は乾燥肌に有効か?

正しい肌の温め方

肌をかっかっさせて温める方法としては乾布摩擦がありますね。確かに血行が良くなるのですが、皮膚が頑丈な体だからこそできる方法です。顔でやるとあっという間に赤くなり、次の日に内出血の跡ができる人もいるでしょう。

デリケートな顔の肌を温めるには、体の外からなら自分の手のひらが最適です。

中には手が冷えていて冷たいからダメ!という人もいますが、夏でもなければ、いくら手が冷えていても外気より手の温度のほうが高くなっています。顔に当てて冷たいと感じるのは、顔の肌より手の温度が冷たいだけであり、それでも外気に当たっているよりは暖かくなります。

手のひらを優しく顔に当ててじっとしているとジワジワと温かみが湧いてきます。こする必要はありません。このように、外からの顔の温めはこすらず、手の温度を使うのがベストです。同時に顔のツボを優しく押したりするとより顔がスッキリしますね。

体の中から温めるなら、生姜など芯から温める食品を使った料理を食べましょう。生姜湯や生姜ドリンクなどは即効性がありますね。

意外なものとしてはプラセンタで冷え性が良くなったという女性もいます。プラセンタ自体にそのような冷え解消効果はないのですが、更年期障害の治療にも使われることから、ホルモンバランスのケアが影響しているのかもしれません。美容のついでに、という人はプラセンタも候補の一つに入れてみてもいいのではないでしょうか。